相手にとって何が1番正解なのか。その点について考えることを放棄する事は怠惰でしかないのだろうか。相手を理解する上で、相手の向き不向き、好き嫌いを把握することは重要だと思う。無理に相手の苦手とすることをやらせる場合反感を買ってしまう上、結果にも結びつかない為双方にとって不幸な結末になる。とはいえ、仕事ととなるとそうも言っていられない。やらなければならない事柄は必ずある物だし、それをしなければ給料分の働きをしたと言えないからだ。前の先輩が言っていたが「グループ全体で目標に対して頑張っている中で特に頑張ってないやつがいるとヘイトが溜まる」そうだ。まぁ、確かに。否定しようがない。グループとしての目標であってその人個人の目標ではない。そうなれば、一部の人間だけが頑張るという体制は不平等だ。だが、個々人には能力や適正に差があるので、一律の成果を出すというのも困難だ。
つまり何が言いたいかというと、できない自分にストレスがたまるし、上司からの圧がキツイということだ。まぁ、圧を掛けられるだけではなく、どうやればいいかについて簡単なレクチャーは受けた。例えば、午前のうちに処理するものは処理して、午後からは次の日のアポを入れて午前に行動する。何か訪問する予定を作り、話を聞いてもらうことで実績に繋げていく。あとは自分で当たる先を見つけたやれと。最初から断られると考えていれば、傷つくこともない。とのこと。
null
ここでふと思ったことがある。最初から断られる前提で動くなら何をモチベーションにして行動しているのか?成約になることに対して期待して行動しているのに、それをしないということは商品提案する際、全然熱が入らないと思うのだが。商品提案に熱などいらないと言われればそれまでだが、流しているだけの、特に本気でもない人間が気に入られるとは思えない。
ここまでの事を踏まえると、自分の考えでは、本気にならなければ成約には繋がらず、本気になれば傷つくことも増えるということだ。そこでまた一つ考えることがある。そこまで傷ついてまでこの仕事を続ける必要があるのだろうか。リスクリターンの話だ。結論としては、その必要はないだろう。給料のためだけなら他に仕事はあるというのは間違いない。ただ、職場の人間に最終的に舐められて終わるというのも自分の心に良くないものを残す。あいつはダメだったんだと思われる事が腹立たしい。その為だけに今自分は頑張っている。他人からの評価など自分の幸福に直結しない事柄だと頭では思っているが、どうしても自分の性格上気になってしまう。もう少しだけやってみるが、キツいことに変わりはないので、転職活動も変わらず続ける。