昔と現役世代の初任給格差はどれくらいあるんでしたっけ

現役世代の賃金が20万超えてるから羨ましいもんだ。と、今では社長やら会長やらまで上り詰めた人間が酒を片手に話しているのを小耳に挟んだことがある

社長たちは20万円なんてとんでもない。十万円も行ってなかった。とか、40にもなる課長Yは自分の初任給は14万円くらいだった。とか、話していた。それと比較すればお前らは恵まれている→だからもっと頑張れ、と言いたいんだろうがちょっと待てと

そこは物価の上昇とか仕事内容の高度化とか、色々変化があるだろうから、時代が違えば単純な比較は出来ないだろうが!(心の声)

そこで、賃金面から見て本当に有利と言えるまでの賃上げがされてるのか軽く備忘録として置いときたい

この記事がわかりやすい↓

https://www.boj.or.jp/about/education/oshiete/history/j12.htm

日銀が語る金融の歴史によると、

「「今の物価は、昭和40年と比べてどのくらいの水準なのか?」という質問に置き換え、いくつかの数字を使って考えてみましょう。昭和40年当時に1万円で取引されていた物が、現在は何円ぐらいなのか

ここでは、企業物価指数および消費者物価指数が1つの参考材料になります。企業物価指数を見ると、令和6年の物価は昭和40年の約2.5倍なので、昭和40年の1万円は令和6年の約2.5万円に相当する計算になります。また、消費者物価指数では約4.6倍なので、約4.6万円に相当するという計算になります(計算式参照)。

計算式

(1)企業物価指数(国内企業物価指数)122.6(令和6年)÷49.0(昭和40年)=2.5倍(2)消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)110.0(令和6年)÷23.9(昭和40年)=4.6倍

」 

という事らしい。

昭和45年、 1965年生まれ、60歳の人間が生きていた時代の物価から考えれば2.5倍程度の物価上昇が起こっているとのこと。それを考えれれば初任給8万と考えて2.5倍→8×2.5=20。20万円じゃん。どこが手取りが増え羨ましいってなる?実質全く変わってないじゃない

コンビニでこの前すじこおにぎり買ったけど225円もして愕然としたわ。10年前は絶対150 円切ってたって。物価上昇は間違いないって

仕事内容の高度化を考えれば実質マイナス。負担が大きくなってるって言えるんじゃない?

氷河期世代みたいな仕事にありつけない。今の売り手市場の方がマシってのは確かにそうだなとは思うけど。百社受けて一社も通らないのは精神折れる

そこは置いといて、社長やら課長が話していた、自分たちより金を多くもらってるからその分もっと頑張れ理論は否定できるでしょ!あんたらがどんだけ頑張ってたかどうかとかこっち視点確認しようがないから単なるポジショントークなんだよ。イライラするからやめてくれ